【ヒルティ幸福論】人を幸福にする仕事はこれだ!

幸福になれる仕事

こんにちは!
クーリー亜優です。

今回は、3大幸福論から、ドイツの法学者「ヒルティの幸福論」を取り上げます。

「仕事」を自分の人生の一つの柱とし、幸せの源泉にしたいと願う人に好まれているようです。

例えば、このような記述があります。

人間の本性は、働くように出来ている。
真の仕事なら、必ず興味が湧いてくるはずだ。
人を幸福にするのは仕事の種類ではなく、創造と成功の喜びである。

「仕事の種類」ではない。。。これは、納得できますね。

実際、私は今までに20社以上の会社で、様々な職種を経験しています。
オフィスワークから、工場勤務、飲食や販売などのサービス業、水商売、芸能界などなど…
どの仕事も、それぞれに働く喜びを感じられました。

では、何の仕事だっていいのか?
となると、そんなに簡単なことではないのかもしれません。

人間の幸福の最大部分は、絶えず続けられる仕事と、そこから生まれる喜びや、やりがいである。
人の心は、正しい仕事を見出した時ほど愉快になることはない。
失敗の生涯は、たいてい、仕事を持たないか、仕事が少ないか、適切な仕事を持たないことにその根本原因がある。

 

確かにね。。。
喜びとやりがいのある仕事をしていられたら、かなり幸福度って高まる気がしませんか?

アドラーも、幸福の3条件の一つとして「他者貢献」を入れています。
誰かの役に立つことで、自分の価値も実感できるからです。
では、どうしたら他者貢献できるか?と考えた時、「仕事をする」というのはとても分かり易いと思うのですよね。

だから、もし今あなたが、喜びを感じらる仕事をしていないとしたら、人生における幸福の多くを享受してないかも。
もちろん、専業で、家事、育児をされている方も含めてです。^^)

以前働いていた職場の方に会った時、こう仰っていました。

「亜優さんが辞めて数年経って、今もそうやって好きな仕事をしていることに刺激を受けてます。だから私も、好きなことを仕事にしたくて一歩踏み出したんです」

おぉ~!素晴らしい!

「でも、まだ自分の欲求を満たすだけの範囲を超えていなくて。これが、誰かの為になるんだって思えたら、もっとやりがいを感じられて、モチベーションが上がると思うんですけどね」

これがまさに「仕事の種類ではない」ってことなのかもしれません。
たとえ好きな仕事でも、本当の幸せを感じるには、前述の他者に対する「貢献感」が必要ってことです。

逆に言えば、「好き~!」って仕事じゃなくても、その中に、自分にとっての働く意義が見つかれば、やりがいも感じられるでしょうし、「自分は、人の役に立っている。この仕事に携われる自分って幸せなんだな」と思えるのではないでしょうか。

 

どんな仕事でも、どうせやるなら、楽しく働きたいものです。
あなたは、楽しく働いていますか?

お一人起業家さまでなければ、お仕事をする上で「仲間」がいるはずです。
その人たちとのコミュニケーションが上手くいくことも、あなたの仕事を潤滑に、楽しくさせる大きな要因です。

そのためにヒルティ―が大事だと言っていることがあります。

それは・・・

自分の不幸のために他人を責めるのは、無教養者の仕方だ

========
自分の不幸のために他人を責めるのは、無教養者の仕方だ。
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どういうことかというと、

仕事をしていると、職場仲間や取引先の行動や言動によりイラっとすることがあったりします。
でもそれを理由に相手を責めたり、気持ちのやり場に困って、無関係の人にまで八つ当たりするな。ということです。

例えば、

子供が家の中を散らかした時。それによってイラっとしても、その感情は子供のせいではないのです。
「片付いている部屋が好き」という自分の価値観が侵害されただけです。
なので、自分の感情を子供に押し付けて「片付けなさい!」と怒るのは適切な方法ではありません。

仕事と幸福は密接な関係であると考えているヒルティはこうも言っています。

自分の精神や心がどんな調子であるかというのは、自分と一緒に働く人にとっては何ら無関係です。
常に一定の状態で接しなければいけないし、不機嫌で周囲のパフォーマンスを下げるなど、プロフェッショナルとして失格である。

 

人間は、生きて子孫を残せるように進化してきた生物なので、「幸福になるように」造られているわけではありません。
前回ご紹介した「アランの幸福論」にも「人間は自然に任せているとネガティブ思考になる生き物である」と書かれていた通りです。
本能的に用心深さや不安・疑念などを持つことで、自然界の中で生存率を上げてこられたのです。

だから、先天的な楽観主義者というものは存在しないし、不機嫌になってしまうのも当然なのですが、「幸せだな」と感じられる状況や環境になるを待つのではなく、自ら積極的に「幸福感」を作り出していく必要があります。

もし、あなたの周囲に「いつでもハッピー」のように見える人がいたとしたら、その人はそういられるように努めているに違いありません。
そしてそれは、あなたにも出来ることです。
「がまん」や「自己犠牲」とは違う形でね。

あなたの心が常に安定していたら、人間関係は良好となることでしょう。
すると、あなたの能力を更に発揮できる環境となり、仕事を通して「幸福感」を得ることができるでしょう。

 

あなたが、不機嫌ではなく、みんなに「ハッピー」を振りまく人で在られますように。。。

LOVE…Aya

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