「愚痴」は心の安全装置。“毒”を“絆”に変える「聴き方・出し方」

こんにちは、あやです。

突然ですが、あなたの周りに「いつも文句ばかり言っている人」はいませんか?

仕事、パートナー、会社、友人……。

早稲田大学名誉教授の加藤諦三さんは、「受け身の人ほど不満を漏らす」と仰っています。

いつも文句ばかり言っている人がいる。

自分の仕事に対する文句

恋人に対する文句

いま付き合っている友人に対する不満

自分の住んでいる町に対する文句

 

とにかく不満、不満なのである。

そんなに不満なら、その恋人と別れればいいではないか

と思うが、別れようとはしない。

そんなにその友人が嫌なら、その人と付き合わなければいいではないか

と思うが、付き合いを止めない。

そんなに不満なら、現在のアバートを変えればいいではないか

と思うが、引っ越しはしない。


私はだいたい人の不満と、その人の受け身の態度とは正比例するものと思っていた。

私は若い頃からいろいろな企画をすることが多かった。いろいろな企画をすると、その参加者はだいたいにおいて受け身の順に不満が高い。

それは何か不満なことがあっても、不満なことを決して変えようとしないからである

不満を言いながらも、現状を変えようとはせず、その場にしがみついてしまう。確かに、「変わる」ことには恐怖が伴いますから、不満を言っている方が何百倍も楽なのかもしれません。

でも、私は思うんです。

「愚痴を言うこと」そのものは、決して悪いことではない、と。

グチは、心の「小規模噴火」


京都大学名誉教授の東山紘久先生は、著書の中でこう述べられています。

「グチの大部分は悪口です。でも、悪口を言うからこそ、私たちは悪くならずに済んでいるのです」

地震や火山の噴火と同じで、小規模な放出を繰り返していれば、大規模な爆発(心身の崩壊や人間関係の破綻)を防ぐことができます。グチは、私たちが自分自身を壊さないための「大切な安全装置」なのです。

巷では「ネガティブな人とは距離を置こう」「愚痴る人からは逃げろ」なんて言葉をよく耳にしますよね。でも、私はその言葉を聞くと、少し寂しくなるんです。

だって、それは「今、苦しんでいる人」を切り捨ててしまうことと同じだから。

その人の心の中にある「悲しみ」や「寂しさ」を想像したら、「グチるな!」なんて言えなくなってしまうのです。

ただし、「出し方」にはルールがある


とはいえ、何を言ってもいいわけではありません。

大切なのは、「相手を選ぶこと」です。

私のクライアントさんもこう仰っていました。

 私も大賛成です。愚痴ることは悪いことじゃない。

 でも反省します。相手を選ばないと、ということ。

 間違った相手にぐちったせいで、お互い嫌な気持ちになるという失敗は何度も経験してます。(苦笑)

 

特に避けてほしいのは、「自分に依存している人や、守るべき相手(子どもなど)」に愚痴をぶつけること

実は私の家族は、ここを間違えて崩壊してしまいました。

母が祖母の悪口を言い、祖母が母の悪口を言う。その間に挟まれた父はお酒に逃げ、子供たちは「愚痴と憎しみの吹き溜まり」の中で育ちました。私のきょうだいの一人が対人恐怖症になったのも、ある意味では当然の結果だったのかもしれません。

グチは、心の毒素を出す行為。

だからこそ、出す場所と相手を間違えてはいけないのです。

とはいえ、前述の東山紘久先生は、こうも述べられていました。

 「グチは聞き方によっては一番楽に、相手のストレスを取る効果があります。

 グチを聞いてあげる人がそばにいると、誰でも大きなストレスを防げるのです。」

だから・・・

「聴く側」になった時の、共感のスタンス


もし、あなたが誰かのグチを聴く立場になったら。

その時、ぜひ意識してほしい秘訣があります。

それは……

「相手の感情に共感し、内容はスルーする」ということ。

これを四元素の視点で整理してみましょう。

  • 「水」のエネルギー(共感):
    相手の「嫌な思いをした」「傷ついた」という感情の波にだけ寄り添います。「それは大変だったね」「分かるよ」と、相手の心が今傷ついているという事実を100%受け止めます。 
  • 「風」のエネルギー(客観):
    相手が話している「内容(誰が悪い、何がひどい)」には深入りせず、客観的にスルーします。

ここでやってはいけないのが、「一緒になって悪口を言うこと」や、「良かれと思って正論のアドバイスをすること」です。

私の母がよく言っていました。
「自分は夫(私の父)の悪口を言うけれど、他人に言われると腹が立つ!」と(汗)

人って、めんどくさいけれど、そんなものなんです。

あなたは、溜め込んでいませんか?


「愚痴る人」を切り捨てるのではなく、その奥にある「悲しみ」をキャッチできる人になる。

そして、自分自身も、信頼できる相手を選んで、正しく心の安全装置を働かせる。

相手の不満の奥にある「本当の願い」を聴き取れるようになると、あなたの人生の質は劇的に変わります。

あなたは最近、自分の心の毒素をちゃんと外に出せていますか?

溜め込みすぎて、大きな噴火になりそうになっていませんか?

もし、誰にも言えない思いがあるのなら、いつでも私を頼ってくださいね。

あなたの「水」を癒やし、「風」を整えるお手伝いをさせていただきます。

Love you…Aya

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