こんにちは、あやです。
私は独立起業して間もなく「法人契約」をいただきました。
コーチングのスキルはもちろん、ビジネスタイプ診断に基づいた考察力、そして「リーダーとしてのあり方」を評価していただけたからです。
実は私、学生時代からこれまでに、数々のリーダー経験を積んできました。
- 中学時代: 修学旅行先の旅館と直接交渉し、100人規模の女子限定イベントを主催
- 高校生時代:クラス対抗ダンス大会で、リーダー、振付、音響を担当し優勝!
- 社会人時代: カフェの副店長としてスタッフ教育を担当し売上向上に貢献
その実績から、わずか3か月で本社経営企画部リーダーに昇進 - 海外在住時代:飲食店で入社8ヶ月でスーパーバイザーに。3ヶ月で最高売上を更新従業員からも「ずっと働きたい」と言われ、食べログで1位を記録
それを知ったクライアントさんから聞かれました。
「リーダーとして、一番大事にしていたことは何ですか?」
私の答えは一つです。
「仲間たち、一人ひとりの居場所を作ること」
「居場所」には、2つの種類がある
職場でもコミュニティでも、自分の「居場所」が見つからない人がいると、チームの力は分散し、パフォーマンスは落ちてしまいます。
私は、居場所には次の2つがあると考えています。
- 外から与えられる居場所: 役職、デスク、所属といった「環境」
- 自ら見つけ出す居場所: 「ここにいていいんだ」「役に立っている」という「実感」
リーダーの役割は、外側の環境を整える(1)だけでなく、その人自身が「自分の価値」に気づき、内側の居場所を見つけられるようサポートする(2)ことにあるのです。
これができると、メンバーは安心して潜在能力を発揮し始め、結果としてチーム全体の成果が最大化されます。
「谷小僧」が教えてくれた、心の居場所の作り方
私は昔から、居場所がない人がいると、気になってしまう方なんですよね。
高校時代の恩師、英語の谷先生(仮名)もその一人でした。
谷先生はとても真面目でしたが、どこか覇気がなく、いつも黒板に向かって独り言のように授業をしていました。生徒からはバカにされ、授業中に寝る男子もいるほど。
先生には「教師」という外側の居場所(1)はありましたが、生徒との繋がりの中で自ら見つけた居場所(2)がなかったのです。
私はよく、そんな先生のことを観察していました。本当はもっと素敵な人なんじゃないかなって。
四元素論でいうところの「風」のエネルギー(客観的な観察と知性)の発動です。
で、ある日、思ったのです。
「よく見ると小さな虫みたいで可愛いかも……?」
それで、日直日誌に先生をキャラクター化した『谷小僧』という絵を描きました。
すると、思った通り、怒るどころか面白がってくれたのです。
そこで次には、黒板の隅にも毎日違う「谷小僧」を描いたら、クラスメイト達も気に入って、みんなが描くようになりました。吹き出しに英語のワンフレーズも書いたりして(笑)
すると、吹き出しを見て「これを書くなら、こうだな」とか、「僕がホームステイしていたアメリカではね……」と、今まで聞いたこともない面白い話が次々と飛び出し、授業は一気に活気づきました。
もう、授業中に居眠りをしている生徒はいませんでした。
谷先生は、「生徒を楽しませ、自分も楽しむ」という“もう一つの居場所”を、自分自身で見つけたのです。
卒業式の日、「教師人生で初めて生徒と仲良くなれた。ありがとう」と仰った先生の笑顔は、今でも忘れられません。
相手の「居場所」をデザインする
この「居場所作り」の能力は、集団のリーダーはもちろん、個人起業家、特にコーチやコンサルタントといった「人をサポートする仕事」において非常に重要です。
アドラー心理学では、幸福の条件として「所属感(共同体の中に自分の居場所がある感覚)」を挙げています。
あなたのクライアントさんや部下が、もし思うような成果を出せていないとしたら、それはスキル不足ではなく「心理的な居場所」が不安定なのかもしれません。
- 「風」の視点で観察する:相手が今、どんな思い込みの中にいて、どこで足踏みしているのかをフラットに分析する。
- 「水」の視点で共感する: 「ここでは何を言っても大丈夫だ」と安心できる心理的安全性を担保する。
この2つが整ったとき、人は自ら「自分の強み(居場所)」を見つけ出し、驚くほどのスピードで成果を出し始めます。
あなたの「もう一つの居場所」はどこですか?
あなたは今、与えられた役割(社長、コーチ、親など)の中で、自分自身が「心から楽しめている居場所」を持っていますか?
もし、どこか息苦しさを感じているなら、それはあなたの「要素(エレメント)」のバランスが少し崩れているサインかもしれません。
自分自身の居場所を整え、そして大切な誰かの居場所を作ってあげる。
そんな「愛あるリーダーシップ」を、これからも一緒に磨いていきましょう。
ちなみに、谷先生。
あの時の、お礼にジュースを奢ってくれるという約束、まだ果たしてもらってませんが?(笑)
いつもあなたのことを応援しております
Love you…Aya